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アクリル加工の紹介

こんにちは!担当のTです。

本日は、アクリル加工を何種類か紹介したいと思います。

 

アクリルは加工がしやすいんです!

 

ガラスよりも透明性が高く、加工や整形が比較的容易なアクリルは曲げたり接着したり整形したりとさまざまな加工を施す事が可能です。店舗什器というのは、商品に合わせた形状に加工する必要があるためアクリルは商品陳列用の什器に多く使われています。さらに、アクリルはガラスのように割れた時に飛散しないなど高い耐久性や紫外線で黄色くなりにくいなどの耐候性を持つため店内に長時間設置される販促什器には最適な素材だといえます。アクリル什器の加工技術の代表的なものを紹介します。

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基本的な接着加工の様子です。筆や注射器を使用して、樹脂と樹脂を融接しています。ムラのないように接着するのには熟練の技術が必要です。

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こちらは曲げの様子です。ヒーターの上に樹脂を乗せて治具に入れて形を固定していきます。曲げのタイミングは樹脂の垂れ具合を見て判断します。

 

何と言ってもレーザー加工機

 

レーザーを照射し熱でアクリルの切断・彫刻する加工機です。レーザー光線をコンピュータで制御する事で、手彫りでは難しい繊細なデザインも正確に施す事が可能です。切断に熱を用いることから、切断面の接着など2次加工に制約がかかるケースもありますが、最近オーダーが非常に増えている加工方法です。加工に時間がかかるため1000個を超える量産に向いてなかったり、1.5センチを超える分厚い物には使用できないなどのデメリットもあります。

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意外とマイナーだけど炉曲げ

 

加熱炉で素材を均等に加熱・軟化させ、型に押し当てて成形する加工方法です。型さえあればR曲げ加工やドーム成形などの複雑な形にも成形する事ができます。ただ、この木型が非常に高価なため最近は出番が少ないです。(型屋さんも少なくなってます)アクリル什器だけでなく、ディスプレイ、照明カバーなど様々な用途に広く使われます。

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炉曲げであれば型次第でこのようななだらかなRをつけることができます。

 

縁の下の力持ち鏡面加工

 

アクリルそのものの美しさを最も活かす事ができる加工方法です。切ったままの切断面はバリなどがあり折角のアクリルの透明度が台無しです。プレーナーを用いてある程度綺麗になりますが、鏡のように光を反射する状態を作り出すには、はダイヤモンドの刃物を使って削って光らせる鏡面機を使います。大きなモノは難しいという点と手間がかかるため什器コストが高くなりはしますが、化粧品やショーウィンドウディスプレイなどの什器に特別な美しさが求められるものには必須の加工方法です。

 

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こちらの鏡面機で研磨した小口は非常に綺麗です。光をあてると綺麗に光るので化粧品売り場などでは好まれます。

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