こんにちは!担当のTです。
本日は、レーザー加工機についてお話しします。
レーザー加工とは
レーザーは、SFやアニメでよく出てきますね。レーザービームとかいうやつです。アニメでも描かれていますがこれは一点に増幅させた光を集中して放つものです。テーマパークやコンサートなどで直線的な光の演出を見ることがありますよね、これもレーザーです。レーザーと言われるものは大体100種類ぐらいあると言われています。工場で使っているレーザー加工は、炭酸ガスレーザーというやつです。物体にレーザーを当てることで彫刻したり切断したりします。レーザー加工機は、レーザー発振機から出たビームを鏡に反射させ、焦点レンズを通して加工する材料に当てます。強さを調節することで、彫刻や切断など様々な加工が可能となります。
切断はレーザーの熱で板をカットしていきます。イラストレーターやCADで描いたパスを読み込んでいます。直線だけでなく曲線も綺麗にカットできます。
彫刻とは、カットとは違い表面を削る加工です。データ作成時に彫刻の深さを設定しています。データとして弊社のレーザー加工の彫刻は、線でなくベタを認識しています。画像として処理しているので画像の処理としては一度モノクロで処理をして彫刻の彫りの深さを調整します。だいたい16段階ぐらいで処理をしています。
彫刻するとこんな感じで出来上がります。彫刻した部分が白くけがくことができるので、表札や看板などの加工に適しています。アクリルの場合は下からLEDを当てるととても綺麗です。
レーザー加工でできることってなに?
レーザー加工は具体的にはどんなことができるのか? レーザーはアクリルと相性がいいです、加えて木材や紙、金属、石材などにも使えます。工場にあるレーザー加工機では鉄は彫刻までしかできませんが、協力工場にあるレーザーなら切断も可能です。(塩ビやペットなど樹脂の中でも加工不可のものも多くあります)レーザー加工機では穴をあける、切断するという加工のほか、名前やメーカーロゴマークの彫刻、パターン模様など複雑なカットが可能です。レーザーの出力を調整して削る深さを変えることで彫刻の加工を施すこともできます。
MDFもレーザーでカットできます。切断面が少し焦げる感じが良い雰囲気です。かなり細かいパーツも切り抜けます。
木材もレーザー彫刻できます。熱で削るので彫刻面が焦げる感じで仕上がります。ネームプレートなどの加工に適しています。
皮の彫刻やカットもできます。焦げ目が少し硬くなるので革製品の切断に使用するよりは彫刻やマーキングなどの使用がオススメです。
イラストレーターなどのソフトで書かれたパスを読み込むことができるため商品を作るために型を作る手間も要りません。ファブスペースなどでもおなじみのレーザー加工機です。興味のある方はこちらから。