こんにちは
担当のKです。
10月も半ばに入りようやく朝晩寒くなってきましたね。
寒暖差アレルギーに悩まされつつも今日も元気に製作活動に勤しんでおります。
さて、本年一番のビックイベント「東京オリンピック・パラリンピック2020大会」が閉幕してひと月あまり。弊社に興味深い依頼をいただきました。
聖火ランナーがもらったトーチを飾る為のディスプレイ台の製作依頼のご相談をいただきました。トーチって聖火ランナーの方全員もらえるんですね。羨ましい限りです。
※聖火リレー用のトーチ画像。
ご依頼主様にある程度のイメージがあったので、それを再現すべく製作していきました。
アクリルカバーはお手のもの。
問題はトーチをどう自立させるかです。
持ち手の下部に穴が開いており、それが内径30φとのこと。
29.5Φ以内の都合のいいアクリルのパイプなどはありません。
また、土台は文鎮程度の重さも欲しいとのリクエストもありました。
よし、土台はスチールでアプローチしよう!
3.2㎜の厚めの平鋼に≒28.5のパイプを溶接してもらい土台を製作してもらおう。
弊社、鉄工屋さんとも太いネットワークがあるのです。
構想の意図を金物屋さんに説明し、このような土台を作ってもらいました。
重厚感ある上品な土台を作っていただきました。
依頼主様のご希望の重量もこれでクリアです。
そこに厚みのある20㎜のアクリル白板を差し込んで透明アクリルのずれ防止に
使います。NC加工機でパイプ通しの穴をあけました。
厚みもありゴツイ材料ですのでかなり時間のかかる作業でしたが仕上がりはいい感じです。
うちのスタッフもいい仕事してくれます。
このアクリルを金物に通して土台は完成です。
アクリルとスチール台座は協力両面テープで固定しました。
お~お~。
なんか既製品っぽい仕上がりになりました。
端を7㎜程度あけ、そこに透明アクリルの5面体をセットして完成となります。
寸法完璧!納得の仕上がりとなりました。
最後、アクリルカバーの揺れが少し気になったので、
透明なネジで本体とカバーを固定して完成となります。
弊社のミッションはここまで。
実際にトーチをセットしたところは残念ながら見ることはできません。
しかし、聖火ランナーを務められた依頼主様の思い出のトーチを
美しく展示していただけるトーチ台の製作に携われて光栄でした。
しかし、聖火ランナー羨ましいですね。
私も走ってみたかった・・・。