こんにちは!担当のTです。
本日はNC加工機についてお話ししたいと思います。
切るんじゃなくて削るんです!
前に説明したレーザーは切る機械です。NCという機械は刃物で削る加工を行う機械です。専門的にいうと切削用工具の刃先の動作を座標値で定義して加工をおこなうんですが、わかりやすく言うと、ドリルが板を削ってるんですね。削る加工のメリットは、樹脂の材料を選ばないということです。(これ意外と重要!)レーザーは熱で板を切っていました。要は溶かして切断しているんですね。アクリルに関しては問題ないのですが、塩ビ・ペット・ポリカなど加工できない素材もあったんですね。NC加工機については削るので塩ビやペット、ポリカなどの板も加工が可能となります。工場の機械のカバーなどの加工もこれで問題なし!困っている方おられれば相談ください!1枚から作りますよ!
加工面積は最大1300×2500サイズの加工が可能です。大判の板を加工できるのがこの機械の特徴ですね。
削ると何がいいの?
削る加工のメリットは、先にあげたように熱で溶かして切ることのできない樹脂の加工が可能であることと、もう一つ接着ができるということです!(これも重要!)アクリルに限ることですがレーザーで切断した面は接着できません。正確にいうと接着自体は可能なのですが一度熱を当てているため樹脂の構造が変性していて接着液をつけるとクラックが起きやすくなります。NC加工に関しては削っているわけですから、熱による変性はありません。切断面同士を接着する加工が可能というのが最大のメリットとなります。
削っているところです。
円筒の歯を回転させて削るので角がどうしてもRがついてしまいます。
こんな大きな板でこのような形状の加工も可能です。これを手で切ろうと思うと・・・。
削る材料の大きさ、厚さ、開ける穴の大きさによって歯を変えながらの作業となります。弊社の機械は自動で歯を変えてくれます。
替刃をこのようにセッティングしておくんですね。
工場の機械カバーから店舗什器はもちろん切り板の加工もできますので、ご要望あればこちらからお願いします。